Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

『I LOVE YOU』インタビュー

 ダ・ヴィンチの九月号を図書館でぱらぱらと見ていたら、ふいに目に飛び込む見覚えのある表紙……てか人物……ってこれは! 本多さんじゃありませんか! 男性作家による恋愛アンソロジー『I LOVE YOU』のインタビューが載っていたのです。
 伊坂さんと本多さんの夢のコラボレーション(コラボではない)(その二人しか目に入っていない)。石田衣良も恋愛小説は好きだし、市川拓司は話題になっていたし、あとの二人は知らなかったけれど好きだなあと思える小説を書いていた。つまり、全体的にこの本好きだった。男の夢が詰まっていてくすぐったいけれど、現実には有り得ないだろって突っ込みたくなっちゃうけれど、好きなんだからしょうがない。
 さて、最初に石田衣良(司会役らしい)に話を聞かれているのは伊坂さん。この人、どのインタビュー読んでも思うんだが、本当に本多さんが大好きだよね(笑)他にも四人いるというのに、本多さんへラブコール。すごい。本多さんしか見えてない(そんな伊坂さんしか私は見えてない)。否定しようのない事実ですが伊坂さんの方が売れているのに、伊坂さん→本多さん。違、邪な目で見てないですってば! 微笑ましいと思っているのです。私はお二方が大好きなので。
 石田衣良のことをあややと同じベクトルですごいと尊敬する自分がいます。よくぞ、臆面もなく、そんなことできるなあ……! っていう(笑)「かわいいふりをしてみました」「こういうの得意です。可愛らしく、過不足なく、短くきれいにまとめる」おおお……ここまで言い切れる彼が羨ましい。実際その通りにまとまっているんだからぐうの音も出ません。
 市川拓司が『いま、会いにいきます』の半分は自分の恋愛経験、と言っていてびっくり。どこらへんがノンフィクションなんだろう。石田&市川は恋愛に関して人より恥ずかしいと思っていないんだと。そうだなー、そんな感じだ。あと市川拓司は顔も予想通りっていうか納得。
 伊坂さん、老けたんじゃない? 本多さんはいつかかつくらにのっていた写真が一番かっこよかった。

 中田永一乙一説がまことしやかに囁かれてるんですけど!!
 えー知らなかったよー。確かみたいだし。乙一だったのかよ。人間レベルというネガティブな発想は乙一だったのか。本当に!? 軽くパニックに陥っています。

 特集はライトノベル。気になる本をあげておく。
  とみなが貴和『EDGE』
  冲方丁マルドゥック・スクランブル
  秋山瑞人イリヤの空、UFOの夏』
  桜庭一樹推定少女
 米澤穂信ってライトノベル作家に分類されるの……? ヤングアダルトくらいに思ってた。