Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

森絵都『この女』  ★★★★

この女 (文春文庫) この女 (文春文庫)の他のレビューをみる» 森 絵都 文藝春秋 ¥ 659 (2014-06-10) 釜ヶ崎のドヤ街に暮らす僕に、奇妙な依頼が舞いこんだ。金持ちの奥さんの話を小説に書けば、三百万円もらえるというのだ。ところが彼女は勝手気侭で、身の…

津原泰水『読み解かれるD』  ★★★★☆

読み解かれるD: クロニクル・アラウンド・ザ・クロックIII (新潮文庫) 読み解かれるD: クロニクル・...の他のレビューをみる» 津原 泰水 新潮社 ¥ 594 (2014-01-29) レオが、アルコール依存症に陥っていることが発覚した。ギタリストを失った“爛漫”は、新た…

津村記久子『アレグリアとは仕事はできない』  ★★★

アレグリアとは仕事はできない (ちくま文庫) アレグリアとは仕事はできな...の他のレビューをみる» 評価: 津村 記久子 筑摩書房 ¥ 626 (2013-06-10) 「おまえなあ、いいかげんにしろよ!」と叫びたくなるほどの性悪女、アレグリア。男に媚ばかり売って、す…

ロベルト・ボラーニョ『売女の人殺し』  ★★★★☆

売女の人殺し (ボラーニョ・コレクション) 売女の人殺し (ボラーニョ・...の他のレビューをみる» ロベルト ボラーニョ 白水社 ¥ 2,592 (2013-10-02) インドから帰還した同性愛者のカメラマンの秘められた記憶、Bと父がアカプルコで過ごした奇妙な夏休み、元…

P.D.ジェイムズ 『人類の子供たち』  ★★★

SF

人類の子供たち (ハヤカワ・ミステリ文庫) 人類の子供たち (ハヤカワ・...の他のレビューをみる» P.D. ジェイムズ 早川書房 --- (1999-07) 2021年、世界中でなぜか子供が生まれなくなり四半世紀が過ぎた。絶望と無気力が蔓延するなか、イギリスでは国守ザン…