Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

舞城王太郎『暗闇の中で子供』  ★★★

暗闇の中で子供―The Childish Darkness (講談社ノベルス) 舞城 王太郎 頓挫してたんだけどこれを参考にしたい事態が出てきたので再開、読了。やっぱ私は四郎が好きやねー。

夏目漱石『門』  ★★★☆

門 (新潮文庫) 夏目 漱石 三部作の個人的評価は、それから>門>三四郎 でした。御米かわいいよ御米。 「誠の愛」ゆえに社会の片隅に押しやられた宗助とお米は、罪の重荷にひしがれながら背をかがめるようにひっそりと生きている。宗助は「心の実質」が太く…

夏目漱石『坊っちゃん』  ★★★★☆

坊っちゃん (新潮文庫) 夏目 漱石 これは面白かった! 今まで読まなかったのを後悔したよごめん漱石! 著作の中でも一番親しみやすいね、文体・キャラクター造詣・ストーリーなど全ての面において。清には泣きました。 一本気な江戸っ子「坊ちゃん」が四国・…

渡部直己『新・それでも作家になりたい人のためのブックガイド』  ★★★

新・それでも作家になりたい人のためのブックガイド スガ 秀実,渡部 直己 大仰なことは考えていないけど文章がうまくなりたいとは思っているので。中級編である『作家になりたいなら漱石に学べ』は漱石を読みきっていない私はもったいなくて読めないので、初…

Richard Dawkins『The Selfish Gene』  ★★★★☆

The Selfish Gene Richard Dawkins いやあ面白かったね! ところどころに出てくる蟻やらの生態が一番面白かったね!笑 5・12章は英語で読むのきついです。多分日本語でも私はきつい(笑)エンドノートは日本語のを読んで、理解を深めるつもりです。以下は…

シュルツ、ラヴェンダ『文化人類学―人間状況への視角〈1〉』

文化人類学―人間状況への視角〈1〉 エミリー・A. シュルツ,ロバート・H. ラヴェンダ,秋野 晃司,吉田 正紀,滝口 直子 アメリカの教科書なのかな?

デイヴィド マクラガン『天地創造 世界と人間の始源』

天地創造 -世界と人間の始源- イメージの博物誌 20 デイヴィド マクラガン,David Maclagan,松村 一男 こういうのばっかり読んでると頭がおかしくなりそうだぜ。好きだけど。

Freya Mathews『The Ecological Self』

The Ecological Self Freya Mathews 一応読み通したのに全然そんな気がしない。

松本健一『泥の文明』

泥の文明 (新潮選書) 松本 健一 この人、学者なのか作家なのか、自己アピールが強すぎて鼻につくんだよな。はいはい自慢乙みたいな(笑)先行研究として取り上げる予定なので、こういう本があることはとても助かるんだけど。内容も興味深いし。でもなあ……。…

津原泰水『ルピナス探偵団の憂愁』  ★★★★★

ルピナス探偵団の憂愁 (創元クライム・クラブ) 津原 泰水 ああもう駄目だぼろぼろ泣いた。最初の一ページ目から既に泣いてたけどどの話も泣ける。青春だ。私が通っていたのもミッション系スクールで、聖母像があたりに立っていて、チャペルがあって、たまに…