Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

映画「ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男」

dries-movie.com モノを作る人の真摯な姿勢にはつい泣かされてしまう。ファッションのことは何も知らないけど、一人のデザイナーのショーを年を追って見るのは楽しそうだね。いいドキュメンタリーだと思います、ジャンルがジャンルなだけあって絵面も美しか…

マリオ・バルガス=リョサ『チボの狂宴』  ★★★★☆

バルガス=リョサを無事に読了できたのはこれが二冊目! つまりすごく読みやすくリーダビリティがあり現実寄りのストーリーである、何てったって史実だからな。おすすめです。ただし性犯罪を女性視点で描く胸糞なパートがあるのでフラッシュバック等に注意し…

映画「永遠のジャンゴ」

www.eien-django.com こないだ佐藤亜紀のスウィングしなけりゃ〜を読んだから見てみた。音楽成分は少なめです。フランスってかなり長い間ドイツ占領下にあったのねと今更……政治と切り離せるものなど何もありませんね。

ミシェル・ウェルベック『服従』  ★★★

最後まで男根主義だったので逆にあっぱれと思ってしまった。いや描きたいことは分からずでもないのだが表面的にそこでオチをつけるんだ?! と。この時代のヨーロッパおよびヨーロッパ人を映し出しているのかもしらんが、服従したのはペニスにじゃないか……。…

映画「ダンシング・ベートーヴェン」

www.synca.jp ダンシング・ベートーヴェン、何も調べずに行ったらベートーヴェンよりダンス成分が多かったw そうよね、バレエ団のドキュメンタリーだもんね……バレエは一度見たいと思いつつ見れてない。二楽章でソロしてた日本人ダンサーよかったな。 メイン…

映画「プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード」

mozart-movie.jp 一言でいうと、家父長制に殺された女の話でした。そんな内容だとは思いもしなかった。 ネタバレを含みますが、作中でのモーツァルトは妻子持ちなのに独身女性に手を出し結果的に自分はノーダメージというしょうもない男で、ドン・ジョバンニ…

佐藤亜紀『スウィングしなけりゃ意味がない』  ★★★★

2008年初読みにしては重かった。でも面白かった。 スウィングしなけりゃ意味がない 作者: 佐藤亜紀 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2017/03/02 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (13件) を見る ハンブルクに実際にいたスウィング・ボーイズをベー…