Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

サマセット・モーム『月と六ペンス』  ★★★☆

Moon and Sixpence (Penguin Twentieth-Century Classics) W. Somerset Maugham ぎりぎり一週間で読みきれたー。雰囲気のいい本だった。主人公との化かしあいのような絡みににやにやしていたら、残り三分の一ほどのところで「これが彼と会った最後だった」と…

津原泰水『ルピナス探偵団の当惑』  ★★★★

ルピナス探偵団の当惑 (ミステリー・リーグ) 津原 泰水 面白かったー! これが少女向けレーベルだったのはもったいない! 少年少女も楽しむであろうが(挿絵も見てみたい)ミステリだよ! 津原さんにしては口当たりソフトな。でも漢字表記とかに津原さんっぽ…

アガサ・クリスティ『オリエント急行の殺人』  ★★★

Murder on the Orient Express Agatha Christie すごい、読んだのはまさにこの表紙! 嬉しいな。冒頭ではPoirotって誰? ピエロみたいな名前ね! ……Poirot? …………(恥じ入る)ということがありました。いや、初めて見た単語を英語でなく読むのは結構でいなく…

斎藤美奈子『モダンガール論』  ★★★★

モダンガール論―女の子には出世の道が二つある 斎藤 美奈子 現代におけるよくあるハウツー本じゃありませんでしてよ(笑)明治大正から1990年代まで、女性はどのように生きてきたのか。女性の社会進出と専業主婦。面白かった! 男女問わず読んでほしいもので…

佐藤正午『5』  ★★★☆

5 佐藤 正午 読むのは面白かったけど登場人物は好きじゃないな!笑 津田を見ていると私だって嫌いだわこんなやつと思いつつ、主人公だから肩入れしてしまった。あとあのふだつき追っかけも苛々するね。そこらへんは作者の力量ってやつ? 個人的には奥田英朗…