Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

藤原伊織『シリウスの道』  ★★★★

大手広告代理店・東邦広告に勤める辰村祐介には、明子、勝哉という2人の幼馴染がいた。この3人の間には、決して人には言えない、ある秘密があった。その過去が25年の月日を経た今、何者かによって察知された…。緊迫した18億円の広告コンペの内幕を主軸に展開するビジネス・ハードボイルドの決定版ここに登場。(Amazon


 藤原さんの著作の中では女性がそこまでひどい目に遭わない(ひどい目に遭う=『ひまわりの祝祭』『てのひらの闇』)。会社小説としてとても面白いと思う。時代が大分変わってしまったけれども。男性キャラクターは生き生きしてるね。
 藤原伊織を読むと文章を簡潔にするとはどういうことか意識するようになるのでよく読みます。