P.G.ウッドハウス『ブランディングズ城は荒れ模様』 ★★★★
ブランディングズ城は荒れ模様 (ウッドハウス・スペシャル)
森村 たまき
若い恋人たちの恋路を阻む階級差の壁と不幸な誤解、高貴なる豚エンプレスを襲うどす黒い影。大英帝国社交界を震撼させるギャリー伯父さんのスキャンダラスな回想録の行方は?『夏の稲妻』で大活躍のお仲間に、マンモス出版社のワンマン社長ティルベリー卿、ハンサム・リッチで気のいいモンティ・ボドキンら、強力新キャラクターも続々登場して、ブランディングズ城はいよいよ大混乱。(Amazon)
「お殿様」ってのは何とかならなかったのかな?
夏の稲妻から十日後のドタバタ劇だとか。十日後……そりゃ皆大忙しだな……。
ピルビームの描かれ方があまりに哀れだったので、彼に救いがあってほっとしました。もしかしたら一番救われてほしかった人物かもしれない。