Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

堀川哲『エピソードで読む西洋哲学史』  ★★☆

エピソードで読む西洋哲学史
エピソードで読む西洋哲学史
堀川 哲
 面白かったんだけど、著者の好悪が前面に出すぎだったかな……と。私はなるべく公平な視点で哲学史を見たかったので。人が書いている以上そんなことは無理だとわかっているけど、原典にあたるのはちときついんだよな(笑)
 大体がわかったところで(本当か?)もうちょっと突っ込んだ本にもトライしてみたいです。大学生が哲学に興味を持つのは昔も今も変わらないようで。中2病っぽいな。
 イギリスはフランスコンプレックスみたいなものを持っているけど、哲学の分野では少なくとも一時、フランスがイギリスに傾倒していた時期があると知って満足。全体的にはイギリスの片思いっぽいけどね(笑)フランスは昔から文化の国なんだろうか。イタリアは軍事的に弱かったからなあ。