藤倉良『環境問題の杞憂』 ★★☆
環境問題の杞憂
藤倉 良
環境問題は大袈裟に騒がれすぎなんじゃないの~って趣旨。父親が持っていってしまったので手元にありませんが。
石鹸と洗剤、どちらを使った方がいいかは地域などによる、というのもわかるんですが、何よりもまず両方ともを極力使わないようにしなくてはいけないのでは。それだと経済に打撃がくるって話? 日本が、ドイツが、中国が、というよりは全体として取り組まなくてはいけないよね。アメリカは何故二酸化炭素を減らさないのか!
地球の長い歴史を見れば、私たちが二酸化炭素を大量に排出したり、オゾン層破壊したり、森林伐採したり、かつてない規模で生態系を破壊(?)したりしているのは、大きな流れの一つであって改善する必要はないんじゃないかとも思ったりする。例えば水中で生物が誕生して、酸素をたくさん作り出したような、ことなんじゃないかって。隕石が衝突した時はもっと急激なは変化が訪れたわけだし。それでも環境に良いほうへと働きかけるのは、自分達人間を存続させるためだものね。地球がどんな過酷な状況になったって、一度生まれた生命はなかなか滅亡しないと思うもの。適応していきそう。
しかし水や紙などの資源を浪費することや、むやみやたらと自然を削っていくことには嫌悪感を覚えるんだよな。これが教育の賜物ってやつですか? いつか世界が平和になって、皆が教育を受けられて、地球のことを考えられるといいね。人間ほど知能が発達した生命体って、まだないし。地球については思うところがありすぎて、とても書評なんてできないね(笑)