まはら三桃『カラフルな闇』 ★
- 作者: まはら三桃
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/04/20
- メディア: 単行本
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第46回講談社児童文学賞佳作受賞作品。だれもが、闇の中から自分だけの色を見つけだせるはず。不幸をもたらす「闇魔女」のうわさに揺れる少女の、どうにもならない繊細で熱い、手さぐりの青春物語。(Amazon)
YA好きの母が借りてきたようだが、全然面白くなかったなあ。何でクリシューは主人公を絵に描いたんだ(読み返すほどでもない)。YAで育った身としては面白いものがたくさんあるのは知っているのだけれど、中学生が書けて賞を目指す人はYA周辺狙うのgいいのでは、と思ってしまうほど何だかなーだった。
大人になって小中学生が書けること自体は素直にすごいなあと思っている。もう社会人メイン、頑張って大学生しか書けないもんな。書けないよなー。
こないだちょうど森絵都の話をしたところで、DIVE!!読み返して帰ろうかと考えているんだけど、YA時代の森絵都、読み返すにつけてよくこんなものを書いていたなとおののくし、自分がリアルタイムで読んでいたから色々な意味で突き刺さる劇薬。更に関係ないが、あさのあつこの情熱にもひれ伏しています。書きたいものがあるんだって伝わってくる小説はそれだけで大きなエネルギーを持っていて大好きだよ。