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Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

森絵都『つきのふね』  ★★★★

つきのふね (角川文庫)
つきのふね (角川文庫)
森 絵都
 あの日、あんなことをしなければ…。心ならずも親友を裏切ってしまった中学生さくら。進路や万引きグループとの確執に悩む孤独な日々で、唯一の心の拠り所だった智さんも、静かに精神を病んでいき―。近所を騒がせる放火事件と級友の売春疑惑。先の見えない青春の闇の中を、一筋の光を求めて疾走する少女を描く、奇跡のような傑作長編。(Amazon

 リアルタイム中学生で読んでた頃はあんま好きじゃなかったんだが、傑作だなこれ……傑作だ。泣くわ。解説で金原さんが「大人の方がストレートに伝わるんじゃないか」と言ってるけど、一部のYAって大人になってからじゃないとわからないものだと思う。
 私はそう繊細な中学生じゃなかったから当時も友達関係の煩わしさくらいしか共有できなくて、共感という意味では最近のフェミ系エッセイの方が断然してるんだけど、成人してから読むと、二度と体験できないあの頃もしかしたら繊細だったのかもしれない自分が泣くよ(笑)
『アーモンド〜』も好きになったの最近だしな。私はDIVE信者だからw また色々読み直したい。24歳が中学三年生に性欲抱くのはなかなか難しいんじゃないか、小学二年生って「は」と「わ」の区別はできんじゃないか、とはつっこみたくなるけど。笑
 森さん、児童書では一般書で削るようなところも書き込むそうで。本書は児童書。私こんくらい書いてあっていいと思うけどなー同人小説は現代舞台なYA同様心理描写と台詞が命だからそう思うのかな。……何一つ得意じゃありませんがね!