岸見一郎、古賀史健『幸せになる勇気』 ★★
人は幸せになるために生きているのに、なぜ「幸福な人間」は少ないのか?アドラー心理学の新しい古典『嫌われる勇気』の続編である本書のテーマは、ほんとうの「自立」とほんとうの「愛」。そして、どうすれば人は幸せになれるか。あなたの生き方を変える劇薬の哲学問答が、ふたたび幕を開ける!!(Amazon)
前作はおおいに楽しんだのですが、このテンションが二度目であるのと、飛行機遅延待ちながらのメンタル最悪コンディションで読んだせいで、イマイチ楽しみきれませんでした。あ、申し訳ないけどエンタメBLとして読んでます。先生と青年のすったもんだを楽しむもんだと思ってます。アドラーの教えよりもそっちが気になる。
ちょいちょい吹き出しかけたとこはあるんだけどね、「ふふふ、相変わらず人のことをボロ雑巾のように扱うのですね」なんて言われた日には笑うしか無いよね。古賀さんはセンスあると思いますよ(何様)。でもやはり、青年の生い立ちを明らかにしていき傷口をえぐりまくる前作のインパクトには勝てないじゃないですか。勝てないですよ。
別離で終わらせるのはよかった。最後まできれいなBLだった。