Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

藤原伊織『シリウスの道』  ★★★★

シリウスの道
シリウスの道
藤原 伊織
 東京の大手広告代理店の営業部副部長・辰村祐介は子供のころ大阪で育ち、明子、勝哉という二人の幼馴染がいた。この三人の間には、決して人には言えない、ある秘密があった。それは…。月日は流れ、三人は連絡をとりあうこともなく、別々の人生を歩んできた。しかし、今になって明子のもとに何者からか、あの秘密をもとにした脅迫状が届く!いったい誰の仕業なのか?離ればなれになった3人が25年前の「秘密」に操られ、吸い寄せられるように、運命の渦に巻き込まれる―。著者が知悉する広告業界の内幕を描きつつ展開する待望の最新長編ミステリー。(Amazon

 面白かった! 舞台はお得意の広告代理店、ヤクザとミステリ要素は薄め。男の友情要素も残念ながら今回は薄めです……(笑)しかしその分部長の立花さんがかっこいい!! 養ってあげる発言には痺れました。あの二人の濡れ場が見たかった……なんて割と本気で……。