2009-06-25 梨木香歩『f植物園の巣穴』 ★★ 国内現代小説 f植物園の巣穴 梨木 香歩 歯痛に悩む植物園の園丁がある日、巣穴に落ちると、そこは異界だった。前世は犬だった歯科医の家内、ナマズ神主、愛嬌のあるカエル小僧、漢籍を教える儒者、そしてアイルランドの治水神と大気都比売神……。人と動物が楽しく語りあい、植物が繁茂し、過去と現在が入り交じった世界で、私はゆっくり記憶を掘り起こしてゆく。怪しくものびやかな21世紀の異界譚。(Amazon) うーん、イマイチ。家守~の系等だけど好きになれなかった。文章的にちょっとくどいかなあ。長編で、改行以外の区切りがないからかな。だらだらしてしまった。何だかんだで最後はしんみりさせられたけどねえ。