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Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

荒木飛呂彦『超偏愛! 映画の掟』  ★★

エッセイ・ノンフィクション

クション映画、恋愛映画、アニメ…取り上げたジャンルを問わぬ映画作品の数々には、その全てに、まさに荒木飛呂彦流の「サスペンスの鉄則」が潜んでいる。本書は、その一つひとつを徹底的に分析し、作品をまったく新しい視点から捉え直した映画論であり、エンターテイメント論である。『ジョジョの奇妙な冒険』を描かせたとも言える、荒木飛呂彦独特の創作術とは?映画の大胆な分析を通じて、その秘密が明らかに。(Amazon

 何でも良いから軽くて短い文章が読みたいな、と思って弟の電子書籍アカウントからピックアップしました。思った通り軽くて短かったです。笑 荒木ファンが読めばとても面白いと思いますが、そうではない人や、物書きでサスペンスの鉄則が知りたい人なんかは『ベストセラーの書き方』読んでればいいんじゃないかな。 これはためになるし笑える。

ベストセラー小説の書き方 (朝日文庫)

ベストセラー小説の書き方 (朝日文庫)

 

 表題に戻って、本書の目次をぱらぱらめくると「第二章 名作の条件とは『男が泣けること』」と、見ただけで作品を読む気を失くす地雷が埋め込まれており、実はこの時点で本を読むことを断念しかけたんだけども、一応目を通してみた。

 すると、いわゆる「男ですいません」節をそこここに感じつつも、男性同士の同性愛を描いた「ブロークバック・マウンテン」、レズビアンカップルを中心に据えたサスペンスの「バウンド」、ディカプリオと今をときめくアミハマがゲイカップルを演じる「J. エドガー」あたりを割合フラットに好意的に紹介していたので、ジェンダー観に疎い人って本当に疎いんだな〜と至極当たり前の感想を抱きました。

 わたしは映画に疎いから、初めての知識として触れる事もかなりあったけれど、映画に詳しい人が読んでどう感じるのかは分からない。そこまで深くも分析的でもないし。荒木さんが好きな映画について語っていること自体は微笑ましかったけれども。

 わたし自身は、ジョジョを読む日は来ないと思う。笑