Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

古川日出男『ルート350』  ★★

ルート350
ルート350
古川 日出男
 いっぱいの現実と、いっぱいの絵空事。何十、何百もの小説へと続く可能性を秘めた、虚実のあわいを走るルート350-。小説の地平を切り拓く、著者初の衝撃短編集。表題作の他、「カノン」「飲み物はいるかい」等7話を収録。(Amazon

 古川日出男『ルート350』。古川さんの短編ってあんまりないんだね。もはや少年少女という歳ではなくなってしまったけれど、そんな無理なく入っていけるかな。ライターダンサーファイターが一番印象に残った。確かに、この三つ+音楽なイメージ。猫……はアビシニアンとgiftだけか?ジ。猫……はアビシニアンとgiftだけか?
 中央線沿線に縁のある人なんですか? と思ったら出身は福島か。ふーん。住んでるのかな。あとアラビアと13は読んでおかなきゃって気がする。ガルシア=マルケスに影響受けてるってのが最もよく表れてるとしたらアラビアっぽいし。