Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

デール・カーネギー『人を動かす』  ★★★★

人を動かす 文庫版

人を動かす 文庫版

 

あらゆる自己啓発書の原点となったデール・カーネギー不朽の名著。人が生きていく上で身につけるべき人間関係の原則を、長年にわたり丹念に集めた実話と、実践で磨き上げた事例を交え説得力豊かに説き起こす。深い人間洞察とヒューマニズムを根底に据え、人に好かれて人の心を突き動かすための行動と自己変革を促す感動の書。1936年の初版刊行以来、改訂が施されてきた現行の公式版である『新装版 人を動かす』から本編30章を収載した。(Amazon

 うっかりして省略版である文庫を購入してしまった(弟が)。せっかくなら全部読みたかったけど、カットされている部分は夫婦円満についてのようなので、まあいいか。リンク貼るためにAmazonで検索したら漫画版まで出てきた。こんな短い読み物をわざわざ漫画に起こす人がいるのが不思議だ。

 言わずと知れた名著らしいです。わたしは知りませんでした。人事コンサルタント63人が薦める、「人事担当者として読んでおくべき書籍」とその理由とやらを見ていたらビジョナリー・カンパニーが一位で、大変納得したので他のも読んでみようかなと思って。何もかもが「ごもっとも」と頷きたくなる内容です、ただし実践が難しい。星を減らしたのは読み物として面白いかと問われたらそうでもなかったから。笑 有用ではあるので目を通すことはお勧めしますが。

 目次を引用しておきます。

目次
改訂にあたって
◇PART1 人を動かす三原則
1 盗人にも五分の理を認める
2 重要感を持たせる
3 人の立場に身を置く
◇PART2 人に好かれる六原則
1 誠実な関心を寄せる
2 笑顔を忘れない
3 名前を覚える
4 聞き手にまわる
5 関心のありかを見抜く
6 心からほめる
◇PART3 人を説得する十二原則
1 議論を避ける
2 誤りを指摘しない
3 誤りを認める
4 穏やかに話す
5 〝イエス〟と答えられる問題を選ぶ
6 しゃべらせる
7 思いつかせる
8 人の身になる
9 同情を寄せる
10 美しい心情に呼びかける
11 演出を考える
12 対抗意識を刺激する
◇PART4 人を変える九原則
1 まずほめる
2 遠まわしに注意を与える
3 自分の過ちを話す
4 命令をしない
5 顔をつぶさない
6 わずかなことでもほめる
7 期待をかける
8 激励する
9 喜んで協力させる
訳者あとがき