ラズロ・ボック『ワーク・ルールズ!』 ★★★★
- 作者: ラズロ・ボック,鬼澤 忍,矢羽野 薫
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2015/07/31
- メディア: 単行本
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君は、最強企業が欲しがる人材なのか?未来の新しい働き方のすべて、ベストチームをつくるアドバイス―世界最高の職場を設計した男、グーグルの人事トップが、採用、育成、評価のすべてを書いた。(Amazon)
久々に活字を読みました、サクッと読める短い本だけれど。それだけ読みやすく興味のある分野だったということで。
一応人事的な領域で働いているんですが人事そのものではないので、人事にできることって何なんだろう、外出し可能なオペレーション以外でどういうことをしていけるのだろう……とぼんやり考えていたところに、こういう本を読めたのはよかった。車内カフェテリアやバスの送迎といった本流からは外れている些末な(ように見える)事柄を、快適に効率的によりよく働いてもらうために、すごいエネルギーと工数をかけて整理しているんだなあと。面白かった。
一番印象に残ったのは「人間関係は自動化できない」って一文で、コミュニケーションへの積極性が欠如しているわたしはグサっときた(笑)あと巻末のパートナーへの感謝の言葉がすごかった、ありふれているけれどすごかった、USAは褒め文化と言うが、フィクションではなくあんなことが書けるんだな。
この手の本を読むとやる気が少なからず湧く一方、でもそれって恵まれた、彼らの中では最低限のIQを持った人のお話でしょう……という士気の下がり幅の方がでかかったりして……からいつまで経ってもだめなんだけど! チェックリストでも読み直しますかねー。