服部まゆみ『この闇と光』 ★★★★
- 作者: 服部まゆみ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2014/11/21
- メディア: 文庫
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森の奥に囚われた盲目の王女・レイアは、父王の愛と美しいドレスや花、物語に囲まれて育てられた…はずだった。ある日そのすべてが奪われ、混乱の中で明らかになったのは恐るべき事実で―。今まで信じていた世界そのものが、すべて虚構だったのか?随所に張りめぐらされた緻密な伏線と、予測不可能な本当の真相。幻想と現実が混ざり合い、迎えた衝撃の結末とは!?至上の美を誇るゴシックミステリ!(Amazon)
すごいお勧めしたい層がいるのだけれど、その点を言ったらネタバレになるというジレンマww これはあらすじすら読まないまま中身を読んでほしいですね。短いし読みやすいからサクッと衝撃の結末を知れるよ。ゴシックミステリ……いや……何も言えぬ……笑
巻末の解説は皆川博子です。彼女が書いている時点で惹かれる人はいるだろう! 分かるだろう!! 何も考えずにとりあえず読むと良いよ。教養は大事だよ(最終的な結論)
下記は盛大なネタバレ。
BLだぞーーーーー!!!!! BLだ! これは! BLだった!!
いやー誘拐ものだっていうのは早い段階で気づくように書かれているんだけど、BLでしたか。生理のときにパンツ履き替えただけじゃどうしようもないだろと思いつつ、性別を疑えなかった私の負け。
いやーこういうの好きな人たくさんいるだろー。BL棚に置きたいだろー。置いたら一発でバレるだろー。だめだー。続きを多いに妄想して楽しみたい耽美BLでしたね!! 身も蓋もない結論になった。