Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

堀江貴文『ゼロ』  ★★★

堀江貴文はなぜ、逮捕され、すべてを失っても、希望を捨てないのか?ふたたび「ゼロ」となって、なにかを演じる必要もなくなった堀江氏がはじめて素直に、ありのままの心で語る、「働くこと」の意味と、そこから生まれる「希望」について。(Amazon

 初めて電子書籍で一冊読み通したわ、短い本だからな。面白かったです。TEDで有名なスピーチの何だっけ、サイモン・シネックのリーダー論を思い出しました。人はwhatでもhowでもなくwhyについていくんだってやつ(うろ)。堀江さんが最後に書いてるのもなぜの部分だったからさ。去年からの直属の上司がまあ理想と要求の高い人で(他部署の執行役員に言わせると「立ち位置が中途半端」らしいんですがw)、プロジェクト抱えてる身としては勘弁してくれって感じなのですが、上に立つ人ってやっぱ器のデカさ違うなあと感じいることが多くてね。
 経営とか契約とかの話になると「あなたが考えなくていいよ、営業/上に任せようよ」「それは会社の話でしょ」って言う人がいて、それはわたしのことを慮ってくれてるんだろうけど、そういうわけにはいかないじゃない? でもそういう話も企業の本質ではなくて、何故この事業をやるのかっていう社長の意向をこないだその上司から聞かされたところだったので、色々と考えてしまいました。わたしは全然その器ではないなあということも一緒に……笑
 わたしは自分が食って行くのに精一杯で、そのために実績を〜とかはあるけど(そして達成できてないけど)、そんな、大きなビジョンは皆無だよ。ちっぽけだよ。だから仕事できないんだよ!笑 働くことにたいして前向きだし意欲もあるつもりだけど、はー、とため息が漏れてしまうのであった。死にたい(結局そこ)彼の基礎能力がそもそも凡人じゃないよう、と言うのは簡単だけど、つまるところはそこじゃないのよね。