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続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

藤垣裕子、廣野喜幸編『科学コミュニケーション論』

科学コミュニケーション論
科学コミュニケーション論
藤垣 裕子,廣野 喜幸
「科学」を「伝える」とはどういうことなのか。そして「科学」を「受け取る」とはどういうことなのか----東京大学科学技術インタープリター養成プログラムの講義をもとに、科学コミュニケーション論の理論的枠組みをまとめた初の教科書。歴史と事例とともに明快に解説する。(Amazon

 人類学ではないんだが資料的な意味にて分類。
 何てこった、Public Understanding of Scienceを読み始める前に目を通しておいてれば、大分楽だったんだなー……。これからあの雑誌を読みはじめる人は前提として一読しておけばいいんじゃないかしら。翻訳じゃないから文章も読みやすいし。既にほぼ内容を忘れかけているという仰天の記憶力ですが、いい資料になることは間違いないので目次引用。
I 歴史と背景
第1章 英国における科学コミュニケーションの歴史/第2章 米国および欧州の傾向/第3章 日本における科学コミュニケーションの歴史
II 理論
第4章 科学コミュニケーション/第5章 PUS論/第6章 受け取ることのモデル/第7章 伝えることのモデル
III 実践と実態調査
第8章 出張授業にみる科学コミュニケーション/第9章 伝え手側の評価――科学技術ジャーナリズムを題材として/第10章 受け取る側の評価
IV 隣接領域との関係
第11章 科学教育/第12章 市民参加と科学コミュニケーション/第13章 科学者の社会的責任と科学コミュニケーション