Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

藤原伊織『ダナエ』  ★★★

ダナエ (文春文庫)
ダナエ (文春文庫)
藤原 伊織

 世界的な評価を得た画家・宇佐美の個展で、財界の大物である義父を描いた肖像画が、切り裂かれ硫酸をかけられるという事件が起きた。犯人はどうやら少女で、「これは予行演習だ」と告げる。宇佐美の妻は、娘を前夫のもとに残していた。彼女が犯人なのか―。著者の代表作といえる傑作中篇など全3篇収録。(Amazon


 三篇とももっとじっくり書いてくれてもよかったんじゃないかと思う。どれも面白かっただけにもったいなくて(笑)