Memoria de los Libros Preciosos

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グレッグ・イーガン『ひとりっ子』  ★★★★☆

ひとりっ子 (ハヤカワ文庫SF)
ひとりっ子 (ハヤカワ文庫SF)
グレッグ イーガン,Greg Egan,山岸 真
「この子がわたしの娘なの。生まれるのがほんの何年か遅くなったけれど」―待望の第一子となるはずだった女の子を失った科学者夫婦が選択した行動とは!? 子どもへの“無償の愛”を量子論と絡めて描く衝撃の表題作、星雲賞を受賞した数学SFの極北「ルミナス」、著者が追究しつづけるアイデンティティ・テーマSFのひとつの到達点「ふたりの距離」など、本邦初訳2篇を含む7篇を収録する、日本オリジナル短篇集第3弾。

『しあわせの理由』よりよかったと思う。アイデンティティや生命というテーマは好きだし、どの話も面白かった。数学や物理の部分は雰囲気を楽しむ程度で(笑)