Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

ゲーテ『若きウェルテルの悩み』  ★★★☆

若きウェルテルの悩み
若きウェルテルの悩み
ゲーテ, Johann Wolfgang Von Goete, 竹山 道雄
 ゲーテ自身の絶望的な恋の体験を作品化した書簡体小説で、ウェルテルの名が、恋する純情多感な青年の代名詞となっている古典的名作である。許婚者のいる美貌の女性ロッテを恋したウェルテルは、遂げられぬ恋であることを知って苦悩の果てに自殺する……。多くの人々が通過する青春の危機を心理的に深く追求し、人間の生き方そのものを描いた点で時代の制約をこえる普遍性を持つ。(新潮文庫・裏表紙)