Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

小川一水『第六大陸 1』  ★★☆

第六大陸〈1〉
第六大陸〈1〉
小川 一水
 はじめから宇宙進出しているSFよりも、さあロケット打ち上げるぜ! ってのが好きなんだけど、いかんせん、理系知識ゼロの私には専門用語が解読できないのですよ。宇宙関係の本は好きだからたまによむけどさ、宇宙そのものについてだからね。ロケットとか衛星とは違う。
 西暦2025年。サハラ、南極、ヒマラヤ――極限環境下での建設事業で、類例のない実績を誇る御鳥羽総合建設は、新たな計画を受注した。依頼主は巨大レジャー企業会長・桃園寺閃之助、工期は10年、予算1500億、そして建設地は月。機動建設部の青峰は、桃園寺の孫娘・妙を伴い、月面の中国基地へ現場調査に赴く。だが彼が目にしたのは、想像を絶する苛酷な環境だった―民間企業による月面開発計画「第六大陸」全2巻着工。(Amazon
 物語の筋にリーダビリティはあるのに、できる限り理解しようとするためにぐいぐい読めない。そして想像力が必要。挿絵がないからどんな機械なのかを頭の中で組み立てるしかないのよ。SFって難しい! 読みごたえがある! 二巻も頑張る!