さくらももこ『ももこの話』 ★★☆
ももこの話
さくら ももこ
私は、朝からどうやってこの暑さをしのぐかということを真剣に考えながら暮らしているのだ。それなのに、心地よく眠っている私にタオルケットをかけるなんて、嫌がらせとしか思えない。
さくらももこが子供の頃のエッセイ。どうしても笑えるエッセイしか読みたくなくなって三浦しをんを探し求めたんだけどなかったから、ももこでいいや!(暴言)と借りてきました。『もものかんづめ』『さるのこしかけ』あたりは読んでいて、面白かったから。
ついつい同意しちゃう母親話がうける。そうなのよね~母親って文句言い人形みたいなんだよね! 気にしないでほっときます私も。怒ってると何しても怒るし、機嫌がよければ見逃してくれる。だからいつも怒られるとハイ、ハイと俯いて頷くだけ。そのうち「アンタは人の話を聞き流してうるせえな~とか考えてるかもしれないけどね!」と更に怒られる恐れはあるが。そのせいで私は母と喧嘩は致しません。そこまで発展しないもの。大抵私が悪いし。友達なんかは喧嘩してぎゃあぎゃあ泣くらしい。信じられない。
でもね~三浦しをんを読むと、ちょっとやそっとじゃ満足できなくなっちゃうのよ。彼女はオタクのツボを押してくれるってのもあるけど、とにかく笑えるんだわ。読みたいぜ!