Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

2009-07-10から1日間の記事一覧

水村美苗『日本語が亡びるとき』  ★★★★☆

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で 水村 美苗 「西洋の衝撃」を全身に浴び、豊かな近代文学を生み出した日本語が、いま「英語の世紀」の中で「亡びる」とはどういうことか? 日本語と英語をめぐる認識を深く揺り動かし、はるかな時空の眺望のもとに鍛えな…

恩田陸『ブラザー・サン シスター・ムーン』  ★

ブラザー・サン シスター・ムーン 恩田 陸 ねえ、覚えてる? 空から蛇が落ちてきたあの夏の日のことを―― 本と映画と音楽……それさえあれば幸せだった奇蹟のような時間。 『夜のピクニック』から4年、恩田陸が贈る、青春小説の新たなスタンダードナンバー誕生…

海堂尊『ジェネラル・ルージュの凱旋』  ★★★★☆

ジェネラル・ルージュの凱旋 海堂 尊 桜宮市にある東城大学医学部付属病院に、伝説の歌姫が大量吐血で緊急入院した頃、不定愁訴外来の万年講師・田口公平の元には、一枚の怪文書が届いていた。それは救命救急センター部長の速水晃一が特定業者と癒着している…

J.K.ローリング『ハリー・ポッターと死の秘法』  ★★★★☆

「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻) 松岡 佑子 7月31日、17歳の誕生日に、母親の血の護りが消える。「不死鳥の騎士団」に護衛されて飛び立つハリー、そして続くロンとハーマイオニー。ダンブルドアの遺品を手…