ぬしさまへ 畠中 恵 ため息も人がいないところで、こっそりと遠慮がちにつく。ただ妖たちにだけは、時々心掛かりをこぼすことがあった。 (それなのに、頼りの妖たちが突然いなくなったら、私はどうなるのかね) 小さい頃からいつも変わらず一緒だったのに。…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。