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Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

江國香織『東京タワー』  ★★☆

東京タワー (新潮文庫)

東京タワー (新潮文庫)

大学生の透は恋の極みにいた。年上の詩史と過ごす甘くゆるやかなひと時、世界はみちたりていた。恋はするものじゃなく、おちるものだ。透はそれを、詩史に教わった。一方、透の親友・耕二は、女子大生の恋人がいながらも、蠱惑的な喜美子に夢中だった。彼女との肉体関係に……。夫もいる年上の女性と大学生の少年。東京タワーが見守る街で、二組の対極的な恋人たちが繰り広げる長篇恋愛小説。(Amazon

 男子高校生が主人公なの珍しいな。まあお相手はいつもの通り既婚女性なんだけど。笑 透と詩史のリアリティのない透明感はなかなかよかった気もします。浅野が了解しているっぽい点もポイント高い。みんなが了解の上での不倫ならいくらでもやればいいと思うんだ。

 映画化した監督のあとがきが載ってましたが、彼も書いているように本書を映画にするってどういう発想だよ? と思ってやみません。でも当たったのか。すごいね。よかったね。全然知らなかった。