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Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

小川洋子『余白の愛』  ★★☆

耳を病んだわたしの前にある日現れた速記者Y。その特別な指に惹かれたわたしが彼に求めたものは…。記憶の世界と現実の危ういはざまを行き来する。幻想的でロマンティックな長篇。瑞々しさと完成された美をあわせ持つ初期の傑作。(Amazon

 文章は何を読んでも上手いと思うが、読んだ後で「どうしろと……」と言いたくなってしまう本がいくつかあって、本書はそれだった。笑 わかってる、ストーリーテラーじゃないことはわかってるんだ。人体の一部へのフェティシズムは通常営業でした。
 あと弟系キャラの現実感のなさ(褒めている)。小川洋子江國香織を読むと、おれのかんがえたさいきょうの弟系きゃら……って思うよ。