Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

リディア・デイヴィス『ほとんど記憶のない女』

「とても鋭い知性の持ち主だが、ほとんど記憶のない女がいた」
わずか数行の箴言・禅問答のような超短編から、寓話的なもの、詩やエッセイに近いもの、日記風の断章、さらに私小説、旅行記にいたるまで、多彩で驚きに満ちた〈異形の物語〉を収めた傑作短編集。カウボーイとの結婚を夢みている自分を妄想する「大学教師」、自分の料理を気に入らない夫の好みを記憶を辿りながら細かく分析していく「肉と夫」、思考する〈私〉の意識とメモをとる〈私〉の行為を、まったく主語のない無機質な文体で描く「フーコーとエンピツ」他、全51編を収録。「アメリカ小説界の静かな巨人」デイヴィスの、目眩を引き起こすような思考の迷路や言葉のリズム、また独特のひねくれたユーモアは、一度知ったらクセになる。(Amazon

 小説とエッセイと哲学めいた短文集。一番長い話は飛ばしちゃったけど、これきっと英語で読まなきゃだめなんだろうな。フーコーの翻訳家であるそうです。読み切ってないので星なし。