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Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

河合香織『セックスボランティア』  ★★★

エッセイ・ノンフィクション
「性」とは生きる根本―。それはたとえ障害者であっても同じことだ。脳性麻痺の男性を風俗店に連れていく介助者がいる。障害者専門のデリヘルで働く女の子がいる。知的障害者にセックスを教える講師がいる。時に無視され、時に大げさに美化されてきた性の介助について、その最前線で取材を重ねるうちに、見えてきたものとは―。タブーに大胆に切り込んだ、衝撃のルポルタージュ

 ノンフィクというより、取材で見聞きした話への個人の感想徒然って感じだけれど普段ノンフィクションをあまり読まないので何とも言えない。筆者の恋愛至上的な思想(皆セックスの相手じゃなくて恋人が欲しいんだ)が私とは合わなかったな。健常者であれ障害者であれ、心の隙間を埋めあうパートナーではなく、割り切って楽しいセックスができればいいという人もいるだろうと思うんだけど、「楽しく」セックスする相手を見つけるのは健常者にとっても簡単ではないのに障害者にとっては更に……本への感想じゃなくなってきた。
 1940年代に設けられた優生保護法という法律が、96年に母体保護法に改正されるまで存続していたというのに驚いた。しかも戦後に成立かよ!? とググってみたら1940年の国民優生法から繋がってたみたいですね。にしてもそんな法律が最近まで普通にあったことにびっくりだ。