読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

P.G.ウッドハウス『サンキュー、ジーヴス』  ★★★★☆

サンキュー、ジーヴス (ウッドハウス・コレクション)
サンキュー、ジーヴス (ウッドハウス・コレクション)
P.G. ウッドハウス,Pelham Grenville Wodehouse,森村 たまき
 バンジョレレを習い始めたバーティーはご近所から苦情を浴びせられ、田舎のコテージで練習を再開。だがジーヴスにも辞められて新たな執事を雇い入れるが…シリーズ第6弾。(Amazon

 いやー! この長編はジーヴスがバーティーの元を去るところからはじまるんだけど、そのあたりは何度読んでもバーティーのバカバカって思うなw ジーヴスとバンジョレレを天秤にかけるなんて! お前はバカだな!笑
 個人的な笑いポイントがそこまで多い長編ではないんだけど(といっても星四つ半はいっちゃうんだけど)ラストのあたりのジーヴスのせりふがものすごく優しくてじわっとなる。バーティーが泣き出しててもおかしくない。最後の予定調和も嬉しい。
 あ、ご主人様の顔を見て微笑うジーヴスが見れるのは『サンキュー、ジーヴス』だけ!(多分) あそこも大変ほほえましいですよね。まあ、ジーヴスシリーズはどこもかしこもほほえましいけどね。平和な世界でさ。私はこういうフィクションが大好きだよ。
 森村さんのあとがきもいつも楽しみだよ。「第一章で仲たがいした二人が、最終章でめでたく仲直りして結ばれるという恋愛小説風の枠組みになっており~」ってオイwww てかホームズ2でマイクロフト役のフライってジーヴス役でもあったのか! どっかで聞いたと思ったらそうだったよ! この人がジーヴスを……と思いを馳せながらホームズ2を見てくることにします。楽しみが増えたぜ。リッチーの会話センスと男性間の人間関係の描き方(萌え的な意味で)には信頼を置いているので素直に楽しみだぜ。脚本はどうなんのか分からん。