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Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

恩田陸『図書室の海』  ★★☆

図書室の海 (新潮文庫)
図書室の海 (新潮文庫)
恩田 陸
 あたしは主人公にはなれない―。関根夏はそう思っていた。だが半年前の卒業式、夏はテニス部の先輩・志田から、秘密の使命を授かった。高校で代々語り継がれる“サヨコ”伝説に関わる使命を…。少女の一瞬のときめきを描く『六番目の小夜子』の番外篇(表題作)、『夜のピクニック』の前日譚「ピクニックの準備」など全10話。恩田ワールドの魅力を凝縮したあまりにも贅沢な短篇玉手箱。(Amazon

 恩田さんの短編って長編以上にモノローグ全開だな! 久しぶりに読んだから驚いたわ! むしろ全部モノローグの勢いじゃねえか!笑 すごいなーとっても感覚的というか何というか、すごいなー。感情に訴えてくる書き方をしている。長編は設定とか描写とか会話とかが比較的しっかり書いてあるけど、短編になると「これで小説になるのか!」くらいの衝撃を受けるわ。笑 まんま予告編だったりするし。こういうのもありなのかあ。こっちとしては面白ければ何でもいいんですけどね。
夜のピクニック』予告編なんてさ、一つの独立した短編として掲載できないの、当たり前だよね。笑 長々とネタを考えてはみても形にするの面倒くさい、と思ったら恩田さんの短編を参考にして短くまとめるのもありかもしれません。しかし読者を煽るのが上手い人だ。