エラリイ・クイーン編『シャーロック・ホームズの災難』上 ★★★★
シャーロック・ホームズの災難 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 2‐38))
エラリイ・クイーン,中川 裕朗,乾 信一郎
これはまさに災難www
クイーンを初めとした様々な探偵作家・文学作家がホームズを好き勝手に二次創作するアンソロジー。中にはドイル自身がべた褒めしている話もあったりして素晴らしい。実はクイーン、これが初読みである……ありえない。
実にたくさんの人たちがホームズを愛したんだなあというのが伝わってくるアンソロジーでした。やっぱり愛が溢れてなきゃね……。ホームズの名前がアレンジされてたり(コームズだとかショルムズだとか)、全く別人がホームズ流の推理を展開してホームズパロだよってしてるのもあります。
ホームズが痛い目に遭ったりワトソンが活躍したり二人が思い切り茶化されてたりもします。特に好きだったのはウッドハウスの文体でホームズをパロった「ホームズと翔んでる女」、古今東西の探偵が出てくる「洗濯ひもの冒険」だな。ご想像の通り、二つともコメディ。コメディは素晴らしいよ。前者はさすがにウッドハウスの洒脱さには及ばないものの、台詞回しや言葉選びがなかなかでニヤニヤした。ワトソンのファーストネームがバーティーになってるしw 後者はルパンやヴィドックやデュパンやラッフルズといった探偵らのトップがホームズで、皆が推理合戦する掌編。
の件に吹いた。ワトソン→ホームズの賞賛っぷりはいたるところでネタにされていたな。その意味で、やはり映画ホームズのワトソンは最高であると主張!
エラリイ・クイーン,中川 裕朗,乾 信一郎
幼き日に出会った一人の英雄、シャーロック・ホームズが、後年のエラリイ・クイーンを作り上げたと言っても過言ではない。アンソロジストとしても卓越した業績を残したクイーンは、その名探偵への長きにわたる熱い思いをこめ、膨大な数にのぼるホームズ・パロディ=パスティシュの中から最良の作品を精選し、世に問うた─作品をすべて発表年代順に配し、かつ編者自身の詳細な作品解説を付す、クイーン・ファン待望の書。
これはまさに災難www
クイーンを初めとした様々な探偵作家・文学作家がホームズを好き勝手に二次創作するアンソロジー。中にはドイル自身がべた褒めしている話もあったりして素晴らしい。実はクイーン、これが初読みである……ありえない。
実にたくさんの人たちがホームズを愛したんだなあというのが伝わってくるアンソロジーでした。やっぱり愛が溢れてなきゃね……。ホームズの名前がアレンジされてたり(コームズだとかショルムズだとか)、全く別人がホームズ流の推理を展開してホームズパロだよってしてるのもあります。
ホームズが痛い目に遭ったりワトソンが活躍したり二人が思い切り茶化されてたりもします。特に好きだったのはウッドハウスの文体でホームズをパロった「ホームズと翔んでる女」、古今東西の探偵が出てくる「洗濯ひもの冒険」だな。ご想像の通り、二つともコメディ。コメディは素晴らしいよ。前者はさすがにウッドハウスの洒脱さには及ばないものの、台詞回しや言葉選びがなかなかでニヤニヤした。ワトソンのファーストネームがバーティーになってるしw 後者はルパンやヴィドックやデュパンやラッフルズといった探偵らのトップがホームズで、皆が推理合戦する掌編。
「すばらしい、ホームズ君。最高だよ」と部屋の隅の蓄音機が言った。出かけなくてはならなかったワトスンが用意しておいたものである。
の件に吹いた。ワトソン→ホームズの賞賛っぷりはいたるところでネタにされていたな。その意味で、やはり映画ホームズのワトソンは最高であると主張!