Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

ハーヴェイ・ジェイコブズ他『グラックの卵』  ★★★

グラックの卵 (未来の文学)
グラックの卵 (未来の文学)
ハーヴェイ ジェイコブズ,Harvey Jacobs,浅倉 久志
 アンソロジー“未来の文学”第二弾は、浅倉久志選による“ユーモアSF”傑作集。太陽系のかなたから巨大な鳥が地球へと飛んできた―幻のナンセンスSFがついに翻訳、ボンド「見よ、かの巨鳥を!」、酔いどれ天才科学者が発明した機械の正体をめぐる大騒動! カットナー「ギャラハー・プラス」、超能力集団の悩みとは……コグスウェルの皮肉な小品「スーパーマンはつらい」、ヘボ絵描きの思いがけない運命を描く、テンの代表作「モーニエル・マサウェイの発見」、愛すべきファンタジー佳品、スタントン「ガムドロップ・キング」、調子のオカしいロボットを書かせたら天下一品! テンポ快調、グーラート「ただいま追跡中」、ニュー・ウェーヴSFの異端児スラデックの代表作「マスタースンと社員たち」、手放しのアルコール礼賛小説、ノヴォトニイ「バーボン湖」、そして浅倉セレクション秘蔵のヒップなオフビート・コメディ、ジェイコブズ「グラックの卵」。本邦初訳5篇を含む、粋で洒落てて、とにかく楽しい全9篇。(Amazon

“ユーモア”といわれると私はウッドハウスを連想するわけですが、そんな感じではありませんでした(笑)だよねー。ウッドハウスはSF書いてないのかな……。