東野圭吾『名探偵の掟』 ★★★

名探偵の掟
東野 圭吾

完全密室、時刻表トリック、バラバラ死体に童謡殺人。フーダニットからハウダニットまで、12の難事件に挑む名探偵・天下一大五郎。すべてのトリックを鮮やかに解き明かした名探偵が辿り着いた、恐るべき「ミステリ界の謎」とは？　本格推理の様々な“お約束”を破った、業界騒然・話題満載の痛快傑作ミステリ。（Amazon）

　東野圭吾ってイマイチ読む気にならないんだよね、と言ったらミステリ好きの友達に薦められた一冊。いつも図書館にないけど予約するほどでも、と思っていたらドラマ化するということで予約が増えてました。
　ミステリをある程度読む人にはすごく笑えるんじゃないかな！笑　さらっと軽く読めるメタ視点のコメディです。密室や孤島は永遠のロマンなんだよ！　元ネタが分からないと悔しくて歯噛みする。でもラスト２編は何だか重かったりして、後味はよくない（いい意味で）。続編にあたる長編『名探偵の呪縛』があるみたいだね。どんな蘇り方をするのか気になるので多分読む。
　これ読んで思ったけど麻耶のデビュー作はやっぱすごかったな！笑