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Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

トルストイ『アンナ・カレーニナ(上)』  ★★★

アンナ・カレーニナ (上巻)
アンナ・カレーニナ (上巻)
トルストイ, 木村 浩
 浮気をするアンナの話ってことしか知らなかったので、あばずれ女なアンナを想像していたんだけど全く違った。魅力的な淑女じゃないか(途中まで)。旅行中のホステルにあって、読むのが大変そうなロシア文学は暇つぶしにぴったりじゃないか! と持ち出したんでした。
 表題でもある主人公アンナと、ヴロンスキーの激しい愛。もう一人の主人公リョーヴィンと、キチイの穏やかな愛の二つが主軸である。(Wikipedia
 読み終えたのがかれこれ一ヶ月前なのでうろ覚えだけど、翻訳ものの描写は微に入り細をうがつ感じだよね。心情をこれでもかー! と繰り返し丹念に描いてくれる。特に、目をそむけている自分の欠点に気付くあたりは、そうそう、と恥ずかしくなるほど頷いてしまった。よくぞあのぐるぐるとした思いを言語化できるものだね! オースティン『高慢と偏見』もそうだった。
 思っていたより読みやすかったし四人の行く末が気になるので、続きを読もうかな。ロシア文学の金字塔だしね。常識だよね。