笹生陽子『ぼくらのサイテーの夏』 ★★★
ぼくらのサイテーの夏
笹生 陽子, やまだ ないと
やまだないとってどこかで聞いたことある名前だと思ったら、「西荻夫婦」の人だったのか! 未読ですけど。カバー絵がツボでした。ナマ足!
一学期の終業式の日、ぼくは謎の同級生、栗田に「階段落ち」の勝負で負けた。ケガをしたうえ、夏休みのプール掃除の罰まで下された。よりによって、あの栗田とふたりきりで……。サイテーの夏がはじまった。友情、家族、社会などを少年の目線で描いた、児童文学界注目の著者、珠玉のデビュー作を文庫化。(Amazon)
少年の友情ってどうしてこうときめきに満ちているかなー。ショタに目覚めたんじゃないはずなんだけど、あまりのかわいさに焦りました。女性が書く少年だからかしら。
笹生さんは一昨年までわが大学で(出身校は違う)児童文学の授業を受け持っていたのに、私がそれを取れる学年になったとたんいなくなってしまった。こんなに残念なことはない。面白くて、単位も優しかったみたいなのに(笑)