Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

若竹七海他『マレー半島すちゃらか紀行』  ★★★

マレー半島すちゃらか紀行
マレー半島すちゃらか紀行
若竹 七海, 高野 宣李, 加門 七海
 しかし、たった一六日間の短い旅行でその国のことをうんぬんするのが不遜な行為であるとわかっていても、わたしにはマレーシアという国、一筋縄ではいかない奥の深い国だと思われるのだ。(中略)あのマレーという土地が土着の精霊と道教の神様とヒンドゥー教の神々、イスラムの信仰などが入り乱れ、なんともいえない深い味わいのある『気』に満ちていたからである。

 二月にマレー半島へ旅行するので読んでみようかと。私はタイ・マレーシア・シンガポールと周るつもりだけど、本書はマレーシアのみでした。楽しそうな旅行だなあ……貴人にはぜひめぐり合いたいけど、ネコブルひいてはトラブル全般は勘弁して欲しいものです。
 マレーシアの人々が温かそうなので安心。ラマダン明けではないはず! ジャングルには少し心惹かれたものの、ヒルは……ヒルはちょっと、だめだ。哺乳類から離れている種族ほど、苦手になります。昆虫ですらないヒルなんて無理!