Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

2006年まとめ

 あと2時間ほどで今年も終わります。いかがお過ごしでしょうか。せっかくなので、今年印象に残った本をいくつか挙げてみることにします。


風が強く吹いている
風が強く吹いている 三浦 しをん
 今年一番楽しませてもらったのは、やっぱりこれかなあ。興奮しすぎてろくな感想書いてないんですが(笑)この本のおかげで私はここ三ヶ月、マラソンしてます。健康維持に役立ってます。


江戸川乱歩全短篇〈3〉怪奇幻想
江戸川乱歩全短篇〈3〉怪奇幻想 江戸川 乱歩, 日下 三蔵
 乱歩の「芋虫」はものすごい衝撃を与えてくれました。あの三文字がトラウマになるっつーの! 今年は乱歩を読みはじめた記念すべき年です。どの短編も倒錯的でエロくていっちゃってて素敵なんだわ。


復活の地 1
復活の地 1 小川 一水
 これぞエンタテインメント!! これで泣かずにどこで泣く! 熱すぎる! 小川一水は『老ヴォールの惑星』と『復活の地』がダントツで面白かったな。来年は他の本も読むぞ!


暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで
暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで サイモン シン, Simon Singh, 青木 薫
 サイモン・シンのすごいところは面白くてわかりやすいところです。信じられないくらい徹底してそうなの。まだ三冊しか本出してないので、今後が楽しみでたまりません。現在ビッグバンの原書を読書中(年内に終わらなかった)


仮面の告白
仮面の告白 三島 由紀夫
 心から好きなんですこの手のエロスが(笑)三島の文体は美しいの一言に尽きるわ。古典(ってほどでもない)もちゃんと読んでおかなきゃ日本人としてだめだな、と思った。それほどすごかった。次は『金閣寺』だな。


 今年はこんなところかな。来年もたくさんいい読書体験ができますように。それでは皆さんよいお年を!