Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

J. K. Rowling『Harry Potter and the Philosopher's Stone』  ★★★

Harry Potter and the Philosopher¥'s Stone (UK) (Paper) (1)
Harry Potter and the Philosopher¥'s Stone (UK) (Paper) (1)
J. K. Rowling

"Bye, Harry!"
"See you, Potter!"
"Still famous," said Ron, grinning at him.
"Not where I'm going, I promise you,"said Harry.

 ここ三日ほど読書が滞っているのは大分今更ながらこれを読んでいたせいです……英語の勉強になればと。ハリーポッターシリーズは日本語で出てるものは全て読んだんだけど(ついでに映画も二作目までは見た)、賢者の石は1997年に執筆されたそうで、ってことは日本で発売されたのはその翌年? もうそんなに経ったのか……来年には混血のプリンスが発売されるものね。
 口語的表現が多いし、ハグリッドの訛りは最初「は?」って感じだったんだけど、世界でベストセラーになるだけあって面白い。日本語の文章はいかにも翻訳しました! って文章なので、こっちの方が寧ろわかりやすいくらい。わからない単語は類推。辞書ひいてると読む気失せるので。まあだいたいは文脈から判断できるし。てな感じなので勉強になってるかは疑問。英語の文章を見ただけで嫌になる症候群からは抜け出せそうだけど、はなはだしく非効率的な読書であることは確か(読むスピードが倍以上遅くなる)。
 例の如くお風呂で読んでいたら、ラストの盛り上がりで泣いてしまった……私、ストレスたまってるのかな? オチも全て知っているのに、ハリポタに泣かされるとは、自分の精神状態をちょっと疑ってしまうわ。確かに面白かったけど!
 シンデレラストーリーとファンタジーだもの、心ときめかないわけはないよね。どんな人も自分は特別だと誰かが発見してくれるのを待っている(いた)ものさ……所詮夢だが。いきなりお金持ちに、いきなり選手に、エトセトラ。黒幕が誰か、という謎もあるし。フェアに伏線張られてるし。
 ロンとハーマイオニーが結婚してくれればいいと思ってる。あとは双子が幸せになれば、言うことないです。もうこれ以上誰も死んで欲しくない。 ====  賢者の石をどうしてもとられたくないのなら、魔法をかけた人以外はやぶれない魔法でもかけときゃよかったのにねえ、チェスやらロジックやらじゃなくてさ。ヒントとかいらないじゃない?