メグ・キャボット『プリンセス・ダイアリー ピンクのドレス篇』 ★★
プリンセス・ダイアリー ピンクのドレス篇
メグ・キャボット, 代田 亜香子, Meg Cabot
ちがーーーーう!!! あたしはただ、ボーイフレンドが卒業して、ひげをぼーぼーはやす前にいっしょにプロムにいきたいだけなのーーーーっ!!! ねえねえ、それのどこが、いけないの???
15歳の誕生日を迎えたミア。もう「少女じゃない」プリンセスにとって最大の問題は、プロムにマイケルが誘ってくれないこと……。ママはついに赤ちゃんを出産、おばあさまはNYで大暴れ、毎度お騒がせな、ラブ★コメディ第5弾!(Amazon)
ほんとに毎度お騒がせだよ。そこが楽しいんだけどさ。この本一冊、プロムのことばっかり(笑)他にもたくさん事件はおこるんだが、やっぱり軸はプロム。アメリカって楽しそうだなあ。日本にはないもんね、そんなパーティーは。きちんとドレスアップする機会が格段に少ない気がする。
メインのキャラクターが強烈にキャラ立ちしていて、長期間おいても登場人物で混乱することはまずない。日記形式・砕けた文面で書かれているから、肩を張る必要はない。現代におけるシンデレラ・ストーリーとしては面白いと思う。くだらないことで悩むのが青春なんだろうよ!