三浦しをん『桃色トワイライト』 ★★★★

桃色トワイライト
三浦 しをん

「私、食べても太んない体質なんですぅ」とかモデルが言ってるのを目にするたびに、「そんな物理法則に反したことがあるか。ふざけんなこのやろ」と怒りに燃えちゃうんだけど、自称「太らない体質」のモデルに、私と同じ食生活をさせて真偽のほどを明らかにしてやりたい。
　食べりゃあ太るんだよ！

　Ｓ図書館で予約してきたのに、Ｔ図書館の棚に無造作に（んなこたない）入っていた三浦しをんの新刊！　うわーい！　ここ半年ほどウェブ上でエッセイを毎週読んでいるので知っているのもちらほらあったが、笑いを止められないのであった。母にも弟にも「何読んでるの」と聞かれる始末。笑わずにはいられないんだってば！　昔母に薦めて読ませたら、イマイチだって言われちゃったんだけどね。オタクじゃないと楽しめないのかしら。
　本書で彼女がはまったのは、大河ドラマ真選組とオダジョー。……ジャンプ辞書の所為で変換がおかしいぞ、新撰組です。私も山南さんが死んだところでは泣きに泣いたなあ。土方さんがかわいすぎてどうしようかと毎回悶えていた覚えも。オダジョーは「仮面ライダークウガ」で有名になったのかな？　好きではなかったのに、ライフカードのＣＭを見てからかっこいいと思いはじめたオダジョー演じる五代と一条さんとの絡みを是非見てみたい。「壊れゆく私たち」でのオダジョーイメージは抱腹絶倒でした。浩一はアジの開きをバリバリ頭から食べるのかな……（笑）三浦しをんは例えがうまいよ。
　どうでもいいが私は谷原章介が大好きだ。あんなにスーツの似合う男はそういまい。あと、新撰組での山本耕二、武田真治、仲村トオルあたりが好き。友達に「クラシックの似合いそうな男が好きなんだね」とのコメントを頂いた。そうなのよ、バンドやってそうな人よりピアノやヴァイオリンが似合う人がストライクゾーンなんだよ！　あと黒髪が好きですね。三浦しをんくらいに妄想をたくましくして彼らをどうにかしてみます、脳内で（やめろ）