Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

あさのあつこ『NO.6 #3』  ★★☆

No.6 (#3)
No.6 (#3)
あさの あつこ
「理屈じゃないんだ、ネズミ。ぼくが駆けつけたからといって、きみの助けにはならない……きみを助けることなんてできない。頭ではわかってる」
「けっこう。あんたが唯一、自慢できるのはその頭の中身だけだろうが。そこで、わかってるのならちゃんと従え」
「嫌だ」

 ……私に、言えることは、何も、ない……(色んな意味で撃沈)。
 おまえさんの負けだよ。ここじゃ、守らなきゃならないものを持っちまったやつは生き残れないのさ。そういうおまえも、無事に春を越せるのか……。「西ブロック」でイヌカシに仕事を紹介された紫苑。「NO.6」の研究員に連れ去られた沙布。紫苑の母・火藍からの緊急メッセージを受け取ったネズミはその事実を紫苑に隠す。ネズミの心の葛藤……。彼らは成功率がほとんどない仲間の救出に向かうのか?それとも……。(Amazon
 再読です。このシリーズは出るごとにちゃんと読んでる。でも1と2を母が返してしまったので感想がかけなかった。夏に4が出るみたいなので、期待してる……何をとは言わぬ。
 あさのさんがミステリっぽいものを最近書いたはずなんだけど、読んでないなあ。タイトルも知らないわ。予約してきたいのに。