Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

あさのあつこ『スポットライトをぼくらに』  ★★

スポットライトをぼくらに
スポットライトをぼくらに
あさの あつこ, 狩野 富貴子
「言うわよ。いっちゃん、わたしたちって、すごいスピードで生きてんだよ。のんびり、ゆっくりなんてしてたら、間に合わないんだよ。幼稚園や小学校の時みたいにさ、ほわほわしてたらだめだよ」

 ずき! 美鈴の言葉が胸に刺さった……! そうなのよね、年を取るごとにスピードアップするのよね。読みたい本が多すぎてちょくちょく絶望している私でした。本を読んで、生きていきたい……!
 母が「本を読む会」であさのあつこが課題になったらしく家にあった。何だか読み覚えがあるような? 再読か?
 寂しい大人になりたくない、と美鈴はいう。バカな大人になりたくない、と達彦はいう。「じゃあ、ぼくは、どんな大人になりたいのか」当然のことのように、樹に答えなんかみつからない。地方都市の小さな町の中学校に通う、幼なじみの三人組。この町を根城に、樹の父は風俗営業店を経営し、大金を儲けまくる。大人社会の汚さを見せつけられながらも、その大人に着実に近づいていく自分。迫ってくる高校受験。愛とは、生きるとは、人生とは――自分探しの旅はつづく。(Amazon
 絶対再読だ!
 ええ、何つうかぬるい感じ。バッテリーを読み通した身には。あさのあつこがミステリっぽい本出したから、読みたいんだけどなー題名なんだっけ。
 表紙の絵、絶対主人公左の子だ! と思ったら達彦だった。眼鏡かけてたから頭いいのかと。美鈴、達彦の方がいい男だって(笑)!