Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

ライトノベル

上遠野浩平『ドラゴンフライの空、ギニョールアイの城』  ★☆

ドラゴンフライの空 ギニョールアイの城 【復☆電書】 ドラゴンフライの空 ギニョ...の他のレビューをみる» --- 講談社 --- (2012-12-21) 社内で追い詰められたOLと、自分は“幽霊じゃない”と言い張る変な幽霊との出逢い。奇妙な交際の先に待つものは?……「ド…

時雨沢恵一『メグとセロン 三三〇五年の夏休み』1  ★★☆

メグとセロン〈1〉三三〇五年の夏休み(上) (電撃文庫) メグとセロン〈1〉三三〇五年...の他のレビューをみる» 時雨沢 恵一 メディアワークス ¥ 536 (2008-03-10) ルックスも頭も良くて女子に大人気のセロンと、可愛くおとなしそうで実は正義感あふれる天然…

時雨沢恵一『キノの旅』  ★★

キノの旅〈13〉the Beautiful World (電撃文庫) キノの旅〈13〉the Beautiful...の他のレビューをみる» 時雨沢 恵一 アスキー・メディアワークス ¥ 599 (2009-10-10) 「何だ?」キノが『フルート』を構えてスコープを覗いて、今いる丘の上から地平線を見下ろ…

紅玉いづき『ガーデン・ロスト』  ★★★☆

ガーデン・ロスト (メディアワークス文庫) 紅玉 いづき 誰にでも、失いたくない楽園がある。息苦しいほどに幸せな安住の地。しかしだからこそ、それを失うときの痛みは耐え難いほどに切ない。誰にでも優しいお人好しのエカ、漫画のキャラや俳優をダーリンと…

時雨沢恵一『学園キノ』3  ★★

学園キノ〈3〉 (電撃文庫) 黒星 紅白 もうココまで来たら、誰も彼(←誰?)を止められない!?これは、謎の正義の味方に変身する腰にモデルガンを下げてちょっと大飯喰らいなだけの普通の女子高生・木乃と、人語を喋るストラップのエルメスが繰り広げる、硝煙反応…

時雨沢恵一『キノの旅』12  ★☆

キノの旅〈12〉the Beautiful World (電撃文庫) 黒星 紅白 そして、すぐに、キノとエルメスは大きな病院の前にさしかかった。玄関ドアの前に、数人の看護婦が見送りをするために並んでいた。さらに、一台の黒塗りの車が道に止まっていて、運転手がそのドアを…

時雨沢恵一『学園キノ 2』  ★★☆

学園キノ〈2〉 (電撃文庫) 時雨沢 恵一 人間・木乃と言葉を話すストラップ・エルメスの学園のお話。「宿題~真夜中のデッドリミット~」―Dead Limit、第四部・学園編第四話「茶子の爆弾物語」―Tea Breaks!、第四部・学園編第五話「千の鉄砲を持つ少女」―Role P…

時雨沢恵一『キノの旅 11』  ★★☆

キノの旅 11―the Beautiful World (11) (電撃文庫 し 8-23) 時雨沢 恵一 安心して読める一冊。この人は安定してるなー、上にも下にも行かないって感じ。さらさら進むから目にも優しいです。12巻が出てる読まなきゃ、と思ったらちょうど棚にあった11巻読んで…

紅玉いづき『MAMA』  ★★★

MAMA (電撃文庫 こ 10-2) 紅玉 いづき 海沿いの王国ガーダルシア。トトと呼ばれる少女は、確かな魔力を持つ魔術師の血筋サルバドールに生まれた。しかし、生まれつき魔術の才には恵まれなかった。ある日トトは、神殿の書庫の奥に迷い込んだ。扉の奥から呼ば…

紅玉いづき「ミミズクと夜の王」  ★★★☆

ミミズクと夜の王 紅玉 いづき 「なんでだろう。わかんない。たくさん嫌だーって思ったよ。痛いのやだし、苦しいの嫌だったよ。誰かが手を差し伸べてくれる夢、何度も見たあ。んでも、なんでだろ」 思えば本当に不思議でたまらない、というようにミミズクは…

時雨沢恵一『リリアとトレイズ(6)』  ★★

リリアとトレイズ 6 (6) 時雨沢 恵一 「わたくしの命を守るために――、外にいるという者達を皆殺しにするというのですか?」 「御意」 トラヴァス少佐が、うつむいたまま短く鋭く返した。 「それは、あなたやあなたの部下の命も守ることになるのですか?」 「…

時雨沢恵一『リリアとトレイズ(5)』  ★★☆

リリアとトレイズ 5 (5) 時雨沢 恵一 「トラヴァス少佐さんと会ったあとのママは、かなり幸せそうです。ああいうのを見ちゃうと、彼氏っていいなって思うのと同時に、ママにはもっとずっと幸せになってもらいたいなって思うんです。だから、わたしもちゃんと…

谷川流『涼宮ハルヒの退屈』  ★★☆

涼宮ハルヒの退屈 谷川 流, いとう のいぢ 「それでこそ孤島よね! 半時と言わず、何時間でも行っちゃっていいわ。絶海の孤島があたしの求める状況だもの。キョン、みくるちゃん、あんたたちももっと喜びなさい。孤島には館があって、怪しい執事とメイドさん…

谷川流『涼宮ハルヒの消失』  ★★★

涼宮ハルヒの消失 心ならずも面倒事に巻き込まれることになる一般人、ハルヒの持ってくる無理難題にイヤイヤながらも奮闘する高校生。それが俺のスタンスのはずだった。 それでだ、俺。そう、お前だよ、俺は自分に訊いている。重要な質問だから心して聞け。…

時雨沢恵一『キノの旅 Ⅹ』  ★★★

キノの旅〈10〉the Beautiful World 時雨沢 恵一 「そうですね……、酷い道とか、厳しい天候とか、長くシャワーが浴びられないとか、さっき話した食事のこととか、いろいろと不便なことはありますけど、一番ボクが厄介だと思うのは――」 「思うのは?」 「生き…

西尾維新『ロサンゼルスBB連続殺人事件』  ★★

DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件 西尾 維新, 大場 つぐみ, 小畑 健 「不気味というか無様というか、もしも私が休職中でさえなかったら、見かけただけで逮捕に踏み切るような、特上の不審人物です、この世界の人間を死んだ方がいい者と…

とみなが貴和『EDGE』  ★★★

EDGE(エッジ) とみなが 貴和 「わたしのアドバイスを受けて捜査をし、犯人を捕まえるのは警察の仕事です。さらに言うなら、実際の犯罪において、わたしが今のようなアドバイスをするために、犯人の遺留物や痕跡を探して提示してもらうのも警察の仕事です。わ…

時雨沢恵一『リリアとトレイズ(4)』  ★★☆

リリアとトレイズ〈4〉イクストーヴァの一番長い日〈下〉 時雨沢 恵一 「ママが前に言っていたのよ。“敵だったとしても、戦死者には敬意を払うべきだ”って」 「…………」 「死んじゃった人は、もう敵じゃないし」 ヘタレのトレイズー! トレイズが借りたという…

谷川流『涼宮ハルヒの溜息』  ★★

涼宮ハルヒの溜息 谷川 流, いとう のいぢ 「だからね、みくるちゃん。目からビームくらい出しなさい!」 「ふえっ!?」 朝比奈さんは驚きに目を見開いて、 「無理ですっ!」 「その色違いの左目はこのためのものなのよ。無意味に青くしてるんじゃないのよ…

谷川流『涼宮ハルヒの憂鬱』  ★★★☆

涼宮ハルヒの憂鬱 谷川 流, いとう のいぢ 「世の中にこれだけ人がいたら、その中にはちっとも普通じゃなく面白い人生を送っている人もいるんだ、そうに違いないと思ったの。それがあたしじゃないのは何故?」 うおー! こりゃいいわ! 私はアニメを見逃した…

時雨沢恵一『学園キノ』  ★★★☆

学園キノ 時雨沢 恵一 ちょwwwおまwww この言葉で全てが説明できるんじゃないですかできませんか。いやあやってくれたぜ時雨沢☆ すごいです、純粋なキノファンは読まないほうがいい。どんなことでも笑って流せるヘビーなキノファンが読むべきです。だ…

小川一水『こちら、郵政省特別配達課』  ★★☆

こちら、郵政省特別配達課! 小川 一水 「届けるものはお客の心。飛ばせなくても飛べなくっても、決して文句は言いません――だろ?」 ラノベだ!笑 これぞラノベという本だった! 「素早くお届けします。どんな物でもどこへでも。ただし切手が貼れる物」。かつ…

上遠野浩平『オルフェの方舟―ブギーポップ・イントレランス』  ★☆

オルフェの方舟―ブギーポップ・イントレランス 上遠野 浩平 結構前に読んだのに記事の投稿すらしてなかったのかな。ブギーポップは惰性で読んでいるからかしら。リンクを全てなくして、他のシリーズも書いてほしい。

時雨沢恵一『リリアとトレイズ(2)』  ★★☆

リリアとトレイズ〈3〉イクストーヴァの一番長い日〈上〉 時雨沢 恵一 「そうよ、ヴィル。――ごらんなさい。あれが岸の背中よ」 「あの人は、誰を信じて、誰を裏切らないの? 誰のため何をするの?」 「この世界に住む、ほとんど全ての人達のため」(騎士の背…

上遠野浩平『ビートのディシプリン<SIDE4>』  ★☆

ビートのディシプリン〈SIDE4〉 上遠野 浩平 「何かある度に、毎回毎回こんな風にボロボロになっていたら保たないわよ、実際」 「俺はずっとこうしてきたんだよ」 「だからそんな風に頑固になったのよ。味オンチだし」 「あ、味オンチは関係ねーだろ」 「あ…

秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏(4)』  ★★★★☆

イリヤの空、UFOの夏〈その4〉 秋山 瑞人 正しければそれでいい、という度し難い視野狭窄。それで一歩でも足が前に出るのなら思い上がりでも何でもよかったのだ。カッターナイフで首筋を穿るが如きみみっちい雄雄しさで何事かを成せるなら、この世に不幸など…

秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏(3)』  ★★★

イリヤの空、UFOの夏〈その3〉 秋山 瑞人 「いまっ、おまもりっ、なんてっ、いちどもっ、ほしっ、おもっ、なかっ」 ――今まで、お守りなんて一度も欲しいと思ったことがなかった。 伊里野は、そう言っていた。 読んだのが昔すぎて忘れてしまった……現在3月1…

秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏(2)』  ★★☆

イリヤの空、UFOの夏〈その2〉 秋山 瑞人 「ああ、来てると思うよ。まだ顔見てないけど」 「――? 顔見てないのにどうしてわかるの?」 もし清美に何か言われたら、こう言ってやればいい。 だって仕方ない。そういう約束なんだから。 お詫びなんだから。 うお…

海原零『銀盤カレイドスコープ&amp;lt;vol.1&amp;gt;』  ★★★

銀盤カレイドスコープ〈vol.1〉ショート・プログラム:Road to dream <とにかくどんなに、絶対、を願おうが祈ろうが、そんなことは起こり得ない。もしジャンプが決まったとしても、全確率中の、成功、のエリアに目が転がっただけさ。勿論、失敗もそれに同じ…

有川浩『空の中』  ★★★★★

空の中 有川 浩 「いや、この辺でそろそろ元気ほしいなって。義務感とか使命感とか、そろそろ限界かなって。俺、国防の人じゃないから」 日本の運命などを賭けられても、対象が大きすぎて実感が湧かない。 「誰かのために頑張る図式なんか欲しいなあ、と思っ…