Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

ミステリ・エンタメ

本多孝好『ストレイヤーズ・クロニクル ACT-1』  ★★☆

ストレイヤーズ・クロニクル ACT-1 ストレイヤーズ・クロニクル...の他のレビューをみる» 本多 孝好 集英社 ¥ 1,050 (2012-04-05) 驚異的なスピードで動く、遠距離の音も聞き分けられる、見たものすべてを記憶する―。常人とはかけ離れた能力を持つ昴、…

津原泰水『たまさか人形堂物語』  ★★★★☆

たまさか人形堂物語 たまさか人形堂物語の他のレビューをみる» 津原 泰水 文藝春秋 ¥ 1,500 (2009-01) 幾度目か分からん。ものすごく好きなので、続編が単行本にまとまってくれる日を心待ちにしている。

津原泰水『猫ノ目時計』  ★★★★

猫ノ眼時計 (幽明志怪) 猫ノ眼時計 (幽明志怪)の他のレビューをみる» 津原 泰水 筑摩書房 ¥ 1,680 (2012-07-10) 幻想怪奇譚×ミステリ×ユーモアで人気のシリーズ、最新刊。火を発する女、カメラに映らない友人、運命を知らせる猫――。猿渡は今日もこの世なら…

多岐川恭『濡れた心』  ★★★

江戸川乱歩賞全集(2)猫は知っていた 濡れた心 (講談社文庫) 江戸川乱歩賞全集(2)猫は知...の他のレビューをみる» 仁木 悦子,多岐川 恭 講談社 --- (1998-09-14) 女子高生の純粋な同性愛を阻む悪意、そして殺人事件。日記や手記を取り入れた斬新な構成が…

海堂尊『チーム・バチスタの栄光』  ★★★☆

チーム・バチスタの栄光 チーム・バチスタの栄光の他のレビューをみる» 海堂 尊 宝島社 ¥ 1,680 (2006-01) 東城大学医学部付属病院では、心臓移植の代替手術であるバチスタ手術の専門チーム「チーム・バチスタ」を作り、次々に成功を収めていた。ところが今…

海堂尊『イノセント・ゲリラの祝祭』  ★★☆

イノセント・ゲリラの祝祭 イノセント・ゲリラの祝祭の他のレビューをみる» 海堂 尊 宝島社 --- (2008-11-07) 映画化、テレビドラマ化もされた第4回『このミス』大賞受賞作の『チーム・バチスタの栄光』は累計320万部突破、続編の『ナイチンゲールの沈黙』も…

海堂尊『螺鈿迷宮』  ★

螺鈿迷宮 螺鈿迷宮の他のレビューをみる» 海堂 尊 角川書店 ¥ 1,680 (2006-11-30) 医療界を震撼させたバチスタ・スキャンダルから1年半。東城大学の医学生・天馬は、留年を繰り返し医学の道をリタイア寸前だった。ある日、幼なじみの記者・葉子から「碧翠院…

サラ・ウォーターズ『半身』  ★★★★

半身 (創元推理文庫) 半身 (創元推理文庫)の他のレビューをみる» サラ ウォーターズ 東京創元社 ¥ 1,113 (2003-05) 独房からは信じがたい静寂が漂ってきた。獄内の静けさを残らず集めたより深い静謐が。それを破ったのは溜息。わたしは思わず、中を覗いた。…

サラ・ウォーターズ『荊の城』上下  ★★★★★

荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫) 荊[いばら]の城 上 (創元推理...の他のレビューをみる» サラ・ウォーターズ 東京創元社 ¥ 987 (2004-04-22) 19世紀半ばのロンドン。17歳になる少女スウは、下町で掏摸を生業として暮らしていた。そんな彼女に顔見知りの詐…

P.G.ウッドハウス『感謝だ、ジーヴス』  ★★★

感謝だ、ジーヴス (ウッドハウス・コレクション) 感謝だ、ジーヴス (ウッドハ...の他のレビューをみる» P・G・ウッドハウス 国書刊行会 ¥ 2,100 (2011-07-25) 大好評爆笑シリーズ第13弾。ウッドハウス最晩年90歳の時の小説を本邦初訳。ジュニア・ガニュメ…

本多孝好『正義のミカタ』  ★★

正義のミカタ―I’m a loser 正義のミカタ―I’m a loserの他のレビューをみる» 本多 孝好 双葉社 ¥ 1,575 (2007-05) いじめられっ子の亮太は自分を変えようと「正義の味方研究部」に入部する。果たして亮太は変われるのか。いじめ、リストラ、格差。こんな社会…

本多孝好『チェーン・ポイズン』  ★★☆

チェーン・ポイズン (講談社文庫) チェーン・ポイズン (講談社...の他のレビューをみる» 本多 孝好 講談社 ¥ 730 (2012-01-17) 本当に死ぬ気なら、一年待ちませんか?人気絶頂のバイオリニスト、陰惨な事件の被害者家族、三十代のOL。三つの自殺に不思議な関…

津原泰水『ピカルディの薔薇』  ★★★★☆

ピカルディの薔薇 ピカルディの薔薇の他のレビューをみる» 津原 泰水 集英社 --- (2006-11-24) 頑迷な男を襲う白昼夢。(「夕化粧」)人形作家の恐るべき新作。(「ピカルディの薔薇」)鳥を彩る伝説の真相。(「籠中花」)饒舌に語られる凄絶な食。(「フルーツ白…

百田尚樹『風の中のマリア』  ★★☆

風の中のマリア 風の中のマリアの他のレビューをみる» 評価: 百田 尚樹 講談社 ¥ 1,575 (2009-03-04) 「女だけの帝国」が誇る最強のハンター。その名はマリア。彼女の身体はそのすべてが戦いのために作られた。堅固な鎧をまとい、疾風のように飛ぶ。無尽蔵…

米澤穂信『折れた竜骨』  ★★★★

折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア) 折れた竜骨 (ミステリ・フロ...の他のレビューをみる» 評価: 米澤 穂信 東京創元社 ¥ 1,890 (2010-11-27) ロンドンから出帆し、波高き北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。その領主を父に持つアミーナはある…

米澤穂信『ふたりの距離の概算』  ★★

ふたりの距離の概算 ふたりの距離の概算の他のレビューをみる» 評価: 米澤 穂信 角川書店(角川グループパブリッシング) ¥ 1,470 (2010-06-26) 春を迎え、奉太郎たち古典部に新入生・大日向友子が仮入部することに。だが彼女は本入部直前、急に辞めると告げ…

ジョー・ウォルストン『暗殺のハムレット』  ★★★★

暗殺のハムレット (ファージング?) (創元推理文庫) 暗殺のハムレット (ファージ...の他のレビューをみる» ジョー・ウォルトン (2010-07-27) ドイツと講和条約を締結して和平を得たイギリス。政府が強大な権限を得たことによって、国民生活は徐々に圧迫されつ…

ジョー・ウォルストン『英雄たちの朝』  ★★★

英雄たちの朝 (ファージングI) (創元推理文庫) 英雄たちの朝 (ファージングI...の他のレビューをみる» ジョー・ウォルトン (2010-06-10) 1949年、副総統ルドルフ・ヘスの飛来を契機に、ナチスと手を結ぶ道を選んだイギリス。和平へとこの国を導いた政治派閥…

本多孝好『at Home』  ★★

at Home at Homeの他のレビューをみる» 本多 孝好 (2010-10-27) そこは人がほんとうに帰るべき場所なのだろうか?ふぞろいで歪つな4つの家族とそこに生きる人々。涙と冷酷と波乱を存分にたたえたエンタテインメント小説。(Amazon) 春樹チルドレ…

津原泰水『瑠璃玉の耳輪』  ★★★☆

琉璃玉の耳輪 津原 泰水,尾崎 翠 時は昭和三年―名探偵・唐草七郎の一番弟子にして閨秀の女探偵・岡田明子のもとへ舞いこんだ、摩訶不思議な依頼。「三姉妹を探して下さい。手掛かりは、三人とも左の耳に、一粒の琉璃玉が嵌った白金の耳輪をしています」阿片…

P.G.ウッドハウス『サンキュー、ジーヴス』  ★★★★☆

サンキュー、ジーヴス (ウッドハウス・コレクション) P.G. ウッドハウス,Pelham Grenville Wodehouse,森村 たまき バンジョレレを習い始めたバーティーはご近所から苦情を浴びせられ、田舎のコテージで練習を再開。だがジーヴスにも辞められて新たな執事を雇…

恩田陸『図書室の海』  ★★☆

図書室の海 (新潮文庫) 恩田 陸 あたしは主人公にはなれない―。関根夏はそう思っていた。だが半年前の卒業式、夏はテニス部の先輩・志田から、秘密の使命を授かった。高校で代々語り継がれる“サヨコ”伝説に関わる使命を…。少女の一瞬のときめきを描く『六番…

宮部みゆき『夢にも思わない』  ★★★

夢にも思わない (角川文庫) 宮部 みゆき 毎年、九月末になると「白河庭園」で行われる、虫聞きの会。もう二十年近くも続いているという、そんな風流な催しに、僕が行く気になったのは、一にも二にもクドウさんのためだった。毎年家族で訪れているというクド…

宮部みゆき『今夜は眠れない』  ★★★☆

今夜は眠れない (角川文庫) 宮部 みゆき 母さんと父さんは今年で結婚十五年目、僕は中学一年生でサッカー部員。そんなごく普通の平和な我が家に、ある日突然、暗雲がたちこめた。“放浪の相場師”とよばれた人物が母さんに五億円もの財産を遺贈したのだ。お隣…

若竹七海『スクランブル』  ★★★★★

スクランブル (集英社文庫) 若竹 七海 80年代を背景に、名門女子校で起きた殺人事件をめぐって、鮮やかに描き出された青春群像。17歳だったことのあるすべての人に贈る、ほろにがくて切ない学園ミステリの傑作。(Amazon) 読み返したら思ってたより毒々しく…

麻耶 雄嵩『貴族探偵』  ★★★

貴族探偵 麻耶 雄嵩 本格愛好家へ贈る、ディテクティブ・ミステリーの傑作!! 自らは推理をしない「貴族」探偵、登場。 推理などという〈雑事〉はすべて、使用人任せ…。 「趣味」探偵の謎の青年が、生真面目な執事や可愛いメイド、巨漢の運転手などを使い、難…

津原泰水『ルピナス探偵団の当惑』  ★★★★

ルピナス探偵団の当惑 (創元推理文庫) 津原 泰水 私立ルピナス学園高等部に通う吾魚彩子は、あるときうっかり密室の謎を解いたばかりに、刑事の姉から殺人事件の推理を強要される。なぜ殺人者は犯行後冷えたピザを食べたのか?その後も飄々たる博識の少年・祀…

P.G.ウッドハウス『がんばれ、ジーヴス』

がんばれ、ジーヴス (ウッドハウス・コレクション) P.G. ウッドハウス,森村 たまき “あの男がドライマティーニ以外に何かを深く愛したことがあるとは思いません”こうまで腐されたバーティーの今回の運命は?爆笑短篇3作も収録した、シリーズ第11弾。(Amazon…

津原泰水『たまさか人形堂物語』  ★★★★☆

たまさか人形堂物語 津原 泰水 何度目かは知らぬ。三か四じゃないかな。 冨永くんは素敵男子すぎるだろう……そりゃ人形も売れるよ。コレクターに対してちょっとムキになっちゃうとこ含めて素晴らしいよ。この話は(も)キャラが好きすぎるので津原さん早く続…

エラリイ・クイーン編『シャーロック・ホームズの災難』上  ★★★★

シャーロック・ホームズの災難 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 2‐38)) エラリイ・クイーン,中川 裕朗,乾 信一郎 幼き日に出会った一人の英雄、シャーロック・ホームズが、後年のエラリイ・クイーンを作り上げたと言っても過言ではない。アンソロジストと…