Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

2008-03-02から1日間の記事一覧

小川一水『時砂の王』  ★★★☆

SF

時砂の王 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-7) 小川 一水 手に取った感想は「薄っ!」だったんだけど、読み終わってやっぱりもっと一大巨編にしてもよかったのにーと思った。コンパクトにまとめてくれてありがとうと言うべきか。面白かったよ! ちゃんと盛り上がりもあ…

米澤穂信『遠まわりする雛』  ★★★☆

遠まわりする雛 米澤 穂信 講演会に来てくれたからってわけじゃないけど全部読んでるよ。米澤さんって素直に好き! って言いたくないけどええどうせ好きですよ、ってひねくれた好意を向けたくなる作品を書くね。ご本人は爽やかに素敵だったけど。青春小説が…

本多孝好『FINE DAYS』  ★★★★☆

FINE DAYS (祥伝社文庫) 本多 孝好 再読。私は問答無用にこの人の文章が大好きなのです。特に一つ目の話は。しかし読みたかったのはこの本じゃなかった。一冊目だった。 本多さんは長編よりも、ちょっと不思議な短編(集)の方が好きだな。『MISSING』『MOME…

角田光代『Presents』  ★★★☆

Presents 角田 光代 女性が一生の間に、親、友達、恋人、子供などからもらう様々なプレゼント。そのプレゼントをテーマにした12編の短篇小説を、年齢を追いながら角田光代氏が紡ぎ、イメージを膨らませた絵を松尾たいこ氏が描きます。ここに描かれているプ…