Memoria de los Libros Preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります

2006-08-07から1日間の記事一覧

角田光代『学校の青空』  ★★★

学校の青空 角田 光代 いつだったか更衣室で感じた一体感、私たちはただの塊になって寄り添い合っているような感覚が急激に失われていった。そうだった。あのときだって、思わず抱き合った瞬間、私は自分の腕の抱いているものを友則の身体を抜け出した魂だと…

米澤穂信『さよなら妖精』  ★★☆

さよなら妖精 米澤 穂信 いま思い出した、あのひとは美しかった。だがなぜそれwいままで忘れていたかといえば、あのひとはその姿よりも価値のあるものを見せてくれたからだ。 一九九一年四月。雨宿りをするひとりの少女との偶然の出会いが、謎に満ちた日々…

シドニィ・シェルダン『血族』  ★★★☆

Bloodline Sidney Sheldon シェルダン氏の本で一二を争うくらい好きなんだなー。ちなみにもう片方は『明日があるなら』です。美女美男が出てきて、波乱万丈で、ラストのどんでん返し。わかりきったストーリーなのにこんなに引き込まれてしまうのはどうしてだ…